新病院コンセプト

善衆会病院は、50年先を見据えた医療を提供していきます。その第 1 歩として、平成 28 年には新病院を新築オープンさせます。まずは、この先 10 年の変化に対応すべく、環境に配慮し、高度な医療設備をもとに、新たな地域の診療拠点としての重責を担います。

さて、懸案の新病院への移転計画ですが、実施設計の目処もつき、2015年1月着工、2016年3月に竣工そして移転の予定です。予定しておりました着工日より半年強も遅れてしまったことをこの場を借りて深くお詫び申し上げます。

既にご承知の通り、当院は手術室、新館、本館をはじめ老朽化が進んでおります。

また、今よりもより清潔な状態で手術を行えるようにすることや部屋数が足りないこと、さらに病室では大部屋が多く、個室志向の患者が増えていること、患者様が院内移動の導線が分かりにくくなっていること、受付が分散され、またその対応も電子カルテに背いていることなど、多くの問題を抱えております。これら問題、施設のインフラやハードウエアの改善の目的は、第一優先として患者さまのためでありますが、それに劣らず我々医療人が安全で機能的に、さらに高度な医療を行うためでもあります。

患者立脚型の新病院が完成した暁には、医師だけでなく、看護師や医療技術部、事務部全ての職員が今まで以上に精進し、患者さま目線で心のこもった医療提供をしてまいります。

 

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善衆会病院 理事長・病院長
        木村 雅史